あーいー
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金津高校への進学を考えている中学三年生とその保護者のみなさんへ
結論から言うと、大学受験を想定しているなら金津高校への進学は辞めるべきです。
僕は金津高校に3年間通い、あたたかい地域の皆さんや最高の仲間に恵まれて楽しい学校生活を送りました。しかし、受験指導に関しては、不十分な点や明らかに間違っている点が多く、金津高校に入ってからの授業や教材で得られたもので、受験の役に立ったものはせいぜい古文単語帳くらいしかありません。偏差値などをみて、金津高校を考えているかもしれませんが、大学進学において重要なものは偏差値でなく合格実績です。
他校の合格実績を見ればわかる通り、高志高校や藤島高校は毎年20名近く東大や京大、一橋などの日本トップの大学に進学実績があり、その他の所謂上位国公立やそれに準ずる私立大学への進学も手厚くサポートされています。それに比べ、金津高校に関しては現役の東大進学者がいません。少ないとかいうレベルではなく、1人もいません。金津高校からは不可能だからです。
それは入学時のレベルとかではなく、金津高校の授業レベルと受験指導では難関大学への進学が厳しいためです。
金津高校の進学実績では、堂々と『国公立大学〇〇名!』と書かれていますが、普通進学校では公立大学の合格実績なんて書きません、誰でも行けるからです。でもそんな誰でも行ける大学への進学が金津高校にとっては難しいことなので金津高校ではさも誇らしげに語られています。
受験において金津高校が不利な理由が主に三つあります。
一つ目は、授業のレベルが低いことです。金津高校の教師も、福井大学など偏差値50以下の大学を出ている人が多く、共通テストで9割や満点を目指す人に指導しようとしても、本人が取れないため指導できません。また、授業や宿題で扱う教材が終わっているため、受験に何の役にもたたないゴミみたいな教材(例:漢文の習得、4プロセス、夏休みの演習課題等)を永遠にやって、周りの高校が受験勉強をしてる時間大量のリードを許すことになります。
二つ目は、受験指導のレベルが低いことです。先述した通り、金津高校の進学実績は高志高校等の進学校には到底及ばず、勝山高校の方が近いくらいです。そのため、教師陣もまともな受験指導の経験がなく、謎の講座を無限に受けさせられるだけで、受験に向けて具体的にどの教材をどう使えばいいのか、どの大学にはどのような受験方式があるのか、どういうスケジュールで時間を組めばいいかなど、本質的で具体的な受験指導は一才なされません。受験直前期に入っても推薦組と一般組が共同で授業を受け、受験科目以外の宿題を渡されます。
三つ目は、周りの生徒のレベルが低いことです。金津高校の授業を受けている周りの生徒のレベルも当然落ちます。そうすると周りの生徒は皆自分には学力がないのだと思い込み、低い大学を志望します。実際金津高校の大半は推薦もしくは偏差値50以下の大学(要するに全国平均以下の大学)へ進学し、福井大学教育学部(偏差値47)の大学に進学すればヒーロー扱いで堂々と後輩の前で合格体験記を語ります。もはや宗教です。200人の志の低い生徒に囲まれ、10数人で上位大学を目指すのはだいぶ苦しいです。『受験は団体戦』なんてギャグをかましながら、学校と周りの生徒が受験生の足を引っ張りまくっています。高校受験期の中学校のほうが幾分かましです。
以上の三つから、金津高校は大学受験には圧倒的に不利であり、私含め受験勉強に取り組んでいる生徒も、学校に邪魔をされながら自分の力で戦っています。
今更自分たちへの立ち回りを批判するつもりはありませんが、大学進学を希望する未来ある中学生のみなさんが、私たちと同じ失敗を繰り返さないためにも、金津高校への進学をいま一度見つめ直して欲しいとおもいます。
金津高校から高志高校に志望校を上げるのは難しいことかもしれませんが、金津高校に入ってから普通の大学に進学することよりはよっぽど簡単なことだと思います。
勿論金津高校は受験指導を除けばいい学校ですし、先生方や地域の方々も大変優しいので、大学進学に重きを置かない人にはとてもおすすめのいい学校です。
稚拙な文章を最後まで閲覧頂きありがとうございます。
長文失礼しました。